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本記事では、2025年3月期 第3四半期決算をもとに、丸井グループ(8252)の配当の『持続性』と『将来性』を財務・キャッシュフロー・株価指標から徹底分析。
長期で安定収入を得たいインカムゲイン投資家に向け、図表を交えてわかりやすく解説します。
企業概要と丸井グループ株の注目理由
丸井グループは小売とフィンテックの2事業を柱とし、テナント賃貸収入やエポスカード事業などのリカーリング型ビジネス(継続課金収入)を強化。今や百貨店型ビジネスから脱却し、持続可能な配当と成長性を兼ね備える企業へと進化しています。
決算概要と配当実績(2025年3月期 第3四半期)
項目 | 実績 | 前年比 |
---|---|---|
売上収益 | 1,877億円 | +10.1% |
営業利益 | 333億円 | +15.1% |
純利益 | 190億円 | +7.7% |
EPS(1株利益) | 101.64円 | +9.0% |
年間配当予想:106円(前年101円 → 増配)
配当性向:約31%と無理のない水準での増配を継続中です。
配当推移グラフ(イメージ)
2021年:■■■■■■■□□(85円)
2022年:■■■■■■■■■(93円)
2023年:■■■■■■■■■■■(101円)
2024年:■■■■■■■■■■■■(106円)←予想
財務分析:配当の持続可能性
自己資本と剰余金
指標 | 数値 | 前期比 |
---|---|---|
自己資本 | 2,457億円 | ▲75億円 |
自己資本比率 | 21.2% | ▲4.0pt |
利益剰余金 | 約2,000億円超 | 安定 |
キャッシュ・フロー分析
- 営業CF:▲896億円(営業債権増加による一時的支出)
- 基礎営業CF:+356億円(本業によるキャッシュ創出)
- 配当支出:約195億円(財務CF内)
結論:基礎営業CFが黒字であり、実質的に配当原資は確保されている状況です。
株価指標と配当利回り
※株価2,600円前提(2025年3月現在)
指標 | 数値 | 評価 |
---|---|---|
予想PER | 18.3倍 | やや割高だが成長期待含む |
実績PBR | 1.95倍 | 資産価値から見て標準的 |
予想配当利回り | 4.1% | 高配当株水準 |
業界比較:高配当株としての立ち位置
企業名 | 配当利回り | 配当性向 | ビジネスモデル |
---|---|---|---|
丸井グループ | 4.1% | 31% | フィンテック+非物販テナント |
イオンモール | 3.2% | 40%超 | 商業施設賃貸 |
パルコ | 2.5% | 35% | 百貨店型小売 |
インカムゲイン投資家にとっての投資判断
- ✔ EPS成長と連動する持続的な増配
- ✔ 財務基盤は堅調で、CFから見ても配当余力あり
- ✔ 高配当水準(利回り4%超)で魅力度高
- ✔ DOE(株主資本配当率)重視の方針で安定感
まとめ:丸井グループは安定高配当株の本命候補
丸井グループ(8252)は、財務面・キャッシュフロー面・ビジネス構造のいずれから見ても、配当の持続性に優れた企業です。今後も非物販型テナントの拡充やフィンテック事業の拡大を通じて、安定的な配当と利益成長の両立が期待されます。
長期インカムゲイン投資家にとって、有力な高配当株の一角と言えるでしょう。